冬といえば、冬至ですね。
冬至はいつごろなの?何でかぼちゃとゆず湯?など、疑問に思うのではないでしょうか?
今回は、冬至はいつごろか、かぼちゃとゆず湯の意味について、お伝えします。
冬至はいつごろ?
冬至(とうじ)とは、一年のうちでもっとも昼の時間が短い日、つまりもっとも夜の時間が長い日です。
そんな冬至はいつごろかというと、12月21日か22日くらいとなります。
とはいえ、1年で日の出の時刻が最も遅い日・日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致しません。
過去5年と未来5年の冬至は、次の日です。
- 2011年:12月22日
- 2012年:12月21日
- 2013年:12月22日
- 2014年:12月22日
- 2015年:12月22日
- 2016年:12月21日
- 2017年:12月22日
- 2018年:12月22日
- 2019年:12月22日
- 2020年:12月21日
- 2021年:12月22日
冬至は、陰が極まり再び陽にかえる(太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくる)という意の『一陽来復(いちようらいふく)』の日ともいわれており、この日を境に運も上昇するとされています。
そして、冬至には『かぼちゃ』と『ゆず湯』という言葉をよく聞くのではないでしょうか?
他にも、小豆粥、コンニャクなど、風習はあります。
冬至にかぼちゃを食べる意味は?
冬至にかぼちゃを食べる意味に疑問を感じるかと思います。
冬至にかぼちゃを食べるのは、『風邪をひかないため』です。
他にも、中風にならず、あるいは長生きするためです。
昔の日本では冬至のころになると秋野菜の収穫も終わって、緑黄色野菜もほとんどなくなっていたようで、そこで栄養もあって保存もきくかぼちゃが食べられていました。
(かぼちゃは、夏~秋の収穫から長期の保存が利くみたい)
かぼちゃは、β-カロチン(ビタミンA)が豊富なほか、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などをバランスよく含んだ栄養面ですぐれた野菜なのです。
ビタミンAとCが粘膜の抵抗力を高め、細菌感染を予防する効果があるようですが、風邪を絶対にひかないわけではないので、注意してください。
他にも、冬至にかぼちゃを食べる意味として、南瓜(なんきん)で『ん』が2つつく運盛りからや、陰陽思想で陰の気が極まる日に陽の気を補なう(冬至に夏に収穫される野菜を食べる)という理由があります。
かぼちゃは、『冬至の七種(ななくさ)』の1つのようで、前述した冬至の日を境に運も上昇することから、もっと『運』をつけるため名前に『ん』のつくものを食べる『運盛り』という風習があります。
次の7種類を『冬至の七種(ななくさ)』といいます。
- 南瓜(なんきん)=かぼちゃ
- 蓮根(れんこん)
- 人参(にんじん)
- 銀杏(ぎんなん)
- 金柑(きんかん)
- 寒天(かんてん)
- 饂飩(うんどん)=うどん
ちなみにかぼちゃは、煮物、ぜんざい、スープなど、食べ方もいろいろです(かぼちゃと小豆が入った『いとこ煮』もあります)。
私の場合は、煮物が多いです。
冬至にゆず湯に入る意味は?
冬至にゆず湯に入る意味に疑問を感じるかと思います。
ゆず湯に入る意味は、運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)です(冬が旬のゆずは香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないようにする)。
他にも、風邪をひかないためや、冬至(とうじ→湯治)、ゆず→融通をかけて『お湯に入って融通よくいきましょう』という意味もあります。
ちなみにゆずは1~3個入れている意見が多く感じました。そして、ゆずは洗ってからそのまま入れたり、布の袋などに切って入れる方もいました(温泉旅館等では、切らずに入れている気がします)。
そのまま入れている場合、香りが弱いかもしれませんが、揉めば良いです。ただ、子供とかが遊んだりした場合、グチャグチャになる可能性があります。
袋にそのまま入れている場合は、湯船の中で袋のうえから、軽く揉む方もいました。
私の場合は、2個をそのまま入れています。
ただ、ゆずを揉んだり切っていると、ゆずから出るリモネンか皮の酸で刺激を受ける(体がピリピリする)可能性もあるようなので、注意が必要です(異変を感じたら出た方が良いかも)。
まとめ
- 冬至は、12月21日か22日くらい。
- 冬至にかぼちゃを食べるのは、風邪をひかないようにするため。
- ゆず湯に入る意味は、運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)。
冬至はいつごろか、かぼちゃとゆず湯の意味について、お伝えしました。
各地域の風習やご家庭の事情を考慮して、少しでも参考になればと思います。
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