2月といえば、節分ですね。
恵方巻きの食べ方を疑問に思うのではないでしょうか?
今回は、恵方巻きの正しい食べ方、時間帯に方角について、お伝えします。
恵方巻きの正しい食べ方は?
節分については、節分はいつ?やることや豆は何にする?の記事をご覧ください。
恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べると縁起が良いとされている太巻き(巻き寿司)です。別名、丸かぶり寿司、恵方寿司、吉方巻きとも言われます。
恵方巻きの正しい食べ方は、その年の恵方を向いて、目を閉じて、無言でお祈り(願い事)をしながら、一気に最後まで食べ切ります。特に立って食べる必要はありません。
食べ残すということは、七福をまるごと自分のものにできないということになりますし、恵方巻きを食べるときは、縁を切らないように切り分けたりせずに、1人1本です。
具は、福を巻き込むために七福神にちなんで7つで豪華な食材は必要ありません。例として、かんぴょう、椎茸、伊達巻・卵焼、桜でんぶ、三つ葉・きゅうり、ウナギ(アナゴ)などです。いろいろと具が入っていることが前提なので、太巻きになってしまいます。
無言でかぶりつくのは一口二口で、お祈りが終われば普通にする方もいました。
恵方巻きの食べ方で時間帯は?
恵方巻きの食べ方で日にちは節分の日となりますが、時間帯は、基本的にいつでも問題ありません。
ただ、一般的には夜に食べます。
恵方巻きの食べ方で方角は?
恵方とは、その年の福徳を司る神様である歳徳神(としとくじん)がいる方位で、恵方巻きを食べる時の縁起の良い方角です。
恵方が毎年変わるのは歳徳神が年ごとに居場所を変えるためとされますが、実は恵方巻きの食べ方で方角は、その年の干支の十干(じっかん)、西暦の下一桁によって決められます。
十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)です。
恵方は、その年によって変わると思いがちですが、恵方と呼ばれる方角は実は4つしかありません。
- 甲の方角:東北東微東(東北東より少し東)
- 庚の方角:西南西微西(西南西より少し西)
- 丙の方角:南南東微南(南南東より少し南)
- 壬の方角:北北西微北(北北西より少し北)
この4つの恵方を5年周期で決めて、繰り返しています。
つまり、次のようになります。
西暦の下一桁:恵方
- 4(甲の年)・9(己の年):東北東微東
- 5(乙の年)・0(庚の年):西南西微西
- 6(丙の年)・1(辛の年):南南東微南
- 7(丁の年)・2(壬の年):北北西微北
- 8(戊の年)・3(癸の年):南南東微南
なので、2017年は『北北西微北』を向くことになります。
まとめ
- 恵方巻きの正しい食べ方は、その年の恵方を向いて、目を閉じて、無言でお祈り(願い事)をしながら、一気に最後まで食べ切る。
- 恵方巻きの食べ方で時間帯は、基本的にいつでも問題ないが、一般的には夜に食べる。
- 恵方巻きの食べ方で方角は、その年の干支の十干(じっかん)、西暦の下一桁によって決められる。
恵方巻きの正しい食べ方、時間帯に方角について、お伝えしました。
各地域の風習やご家庭の事情を考慮して、行っていただければと思います。
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