2月といえば、節分ですね。
節分はいつか、やることは何かなど、疑問に思うのではないでしょうか?
今回は、節分はいつか、やることや豆は何にするかをお伝えします。
節分はいつ?
節分はいつかですが、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日で、一般的なのは、1年のうちで一番早い立春の前日です。
1985年からずっと3日だったため、よく2月3日と思われがちですが、実は2日や4日なこともあります。2025年から(2021年からになる可能性あり)は閏年の翌年に2月2日になりそうです。
ちなみに節分は季節を分ける日を意味していて、節分としての行事は宮中の行事として古くからあり、豆撒きを行うようになったのは平安時代、9世紀後半頃からのようです。
節分でやることは?
節分でやることは、地域によって違いはありますが、次のことがあります。
豆撒きをする
一般的には『鬼は外、福は内』と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒きます(『福は内、鬼も内』、『福は内』だけのところもある)。
鬼のお面をかぶった鬼役に豆を投げつけたりします。
豆は、穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっていたり、『魔目(豆・まめ)』を鬼の目に投げつけて『魔を滅する』という語呂合わせで、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあります。
節分で撒いた豆は、マンションなど、迷惑になるようなら、すぐに片付けますが、そうでない場合、夕方撒いたなら夜寝る前、夜遅く撒いたなら翌朝に片付ける方もいました。
詳しくは、節分の豆まきの仕方は?場所や時間帯や鬼役はいる?の記事をご覧ください。
豆を食べる
豆撒きが終わったら、自分の年齢(数え年)の数だけ、あるいは年齢(数え年)+1だけ豆を食べます。
食べる理由は、その年の厄を払い、病気にならないと言われているためです。
節分に豆撒きできなかった場合、まわりが気になるのであれば、豆撒きせずに食べた方が良いと思います。
恵方巻きを食べる
恵方巻き(えほうまき)とは、元々関西で行われていた風習で、節分に食べると縁起が良いとされている太巻き(巻き寿司)です。
恵方(吉方位・その年の神様がいる方角)を向いて太巻きを丸かぶりします。食べている間に願いを込める、縁を切らない、という意味合いから、無言で丸ごと一本にかぶりつきます。
大阪などの一部地域ではもともと、お新香巻やかんぴょう巻などの細巻き寿司を切らずに食べていたようです。
1998年(平成10年)にセブンイレブンが全国発売をして、徐々に認知度が広がっていったとされています。
その他
イワシの頭を棒にさしたのと、ヒイラギの小枝を玄関や門の前に飾ったり、イワシ料理や地方によってはこんにゃく料理を食べます。
イワシの頭を焼くと、その匂いを嫌って鬼が近寄ってこなかったり、ヒイラギの葉は尖っていてさわると痛いので鬼が逃げていくそうです。
節分の豆は何にする?
節分の豆は何にするか、地域によって違いがあります。
一般的なのは、『煎り大豆(煎り豆)』ですが、『落花生』を撒くところ(北海道、東北が多い)もあります。本来であれば、ただ煎っただけではなく、神社でお祓いをした豆『福豆』を使いますが、あまり気にされていません。
落花生は殻付きのままで撒き、撒いた落花生を拾い集めて食べます。雪に投げたときにあとで回収しやすいためでもあるようです。家庭によっては豆だけでなく、チョコレートやキャンディなども、撒いたりするようです。
ちなみに、節分のときに家庭で使う場合が多い、豆を入れる箱の名前は、枡(ます)と言います。
まとめ
- 節分はいつかは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日で、一般的なのは、1年のうちで一番早い立春の前日。よく2月3日と思われがちだが、2日や4日なこともある。
- 節分でやることは、主に豆撒き、豆を食べる。地域によって、恵方巻きを食べる。他にも、イワシの頭とヒイラギを玄関や門の前に飾ったりなどする。
- 節分の豆は何にするか、地域によって違いがあるが、一般的なのは、煎り大豆(煎り豆)。落花生を撒くところもある。本来であれば、ただ煎っただけではなく、神社でお祓いをした豆『福豆』を使う。
節分はいつか、やることや豆は何にするかをお伝えしました。
各地域の風習やご家庭の事情を考慮して、行っていただければと思います。
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